by Sabine Schilling from Pixabay
≪広告≫
ノオミ・ラパスという俳優さん
Noomi Rapace
(⇑ eiga.com「アンロック/陰謀のコード」記事より)
1979年生まれ43歳、スウェーデン(スペイン系)の俳優さんです。
スウェーデン制作の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009年)、ミレニアムシリーズでヒロイン、リスペットを演じて世界的に注目されハリウッドでも活躍中。
主な出演作/
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(2011年)
「プロメテウス」(2012年)
「パッション」(2012年)
「チャイルド44 森に消えた子供たち」(2015年)
「セブン・シスターズ」(2017年)
「LAMB/ラム」(2021年)
「ブラック・クラブ」(2022年)
暗め、ハードな作品に多く出演の女優さんです。
なんだか気になる、演じた彼女がこころに残って。。
彼女でなければならない作品!衝撃作!などなど、世界で活躍中のかたです。
このたびはノオミ・ラパスさんの出演作ですごいのはこの3作だ!と勝手に考えている映画を紹介したいと思います。
ノオミ・ラパスさんを初めて見たのは「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009年)でした。でもその時はちょっとごつくて苦手でした。米英映画に毒されているもんで、原作はスウェーデンの小説ですがハリウッド版の方が見やすい。リスペットはなんといってもルーニー・マーラ!!が可愛いすぎだった。ダニエル・クレイグはカッコイイし。(まだまだ北欧ブームではなかった)
ノオミ・ラパス出演作おすすめ1 「プロメテウス」(2012年)
プロメテウス(3枚組)[4K ULTRA HD + 3D + Blu-ray]
⇑Amazon/Blu-ray
でもドラゴンタトゥーで世界的に注目されハリウッドからもオファーが。私はリドリー・スコット監督「プロメテウス」の主役となった彼女にとても惹き付けられました。
(ハリウッド演出だと結局見やすいのかもしれませんが・・・)
何故だろう、最初の冷凍休眠開けで吐いてる所からなんか好き。前髪をおろして可愛いく、隣にどちらかというと宇宙のかなたからきた侵略者みたいなシャーリーズ・セロンがいて一種の視覚効果なのか、ノオミ・ラパスがとても小さくずんぐりして弾んで見える。
この映画の彼女は魅力的だった。
≪eiga.com≫
映画「プロメテウス」は「エイリアン」(1979年)の前日譚のような物語です。
西暦2028年、古代遺跡から人類の種の起源となる未知の惑星の存在がわかりプロメテウス号で探査に向かうというストーリー。
リドリー・スコット監督が著したい人類の起源、「エイリアン」の謎、のシリーズの1つです。映像がすごいし、シャーリーズ・セロンはもちろん美しいけれど、アンドロイド役のマイケル・ファスベンダーもぴったりです。ちょっと硬質なひとたちに囲まれ、ノオミ・ラパスの活躍がとてもかっこいい映画なのでした。
■Amazon Prime Video レンタル(有料)で視聴もできます⇓
■
ノオミ・ラパス出演作その2 「ブラック・クラブ」(2022年)
恐ろしすぎて簡単にはおすすめできないけれど彼女ならではの映画
⇓ Netflix オフィシャルサイト➡https://www.netflix.com/title/80220426
Black Crab
2022年 スウェーデン制作
監督/アダム・バーグ
Netflix という配信サービスは、(前前記事「アナイアレイション」もそうですが)
内容的に売り上げ的に映画館での公開を躊躇するような作品でも、なんでもかんでも配信しているように見える時がある。オリジナル制作も多いので、かなり特殊なカラーを持つに至るVODなのじゃないかと思っています。
時々、なんでこれを作った?わけがわからない?作品とか、観てしまったのを一生後悔したくなるようなものもある。(いつかまとめたい)
「ブラック・クラブ」はスウェーデン制作公開の戦争映画です。
でも、Netflix がなければちょいっと観る、というわけにはいかなかったでしょう。
そして、Netflix で配信している映画の中で、私はもっとも恐ろしい作品だと思いました。
私は子どもの頃、頻繁に戦争の夢を見てうなされて起きていました。
「ブラック・クラブ」は、私が見ていた夢の空気感、音が吸い込まれていく感じ、夜光がそっくりで、悪夢の続きを見せられているみたいでした。監督さんは私のように、悪夢をよく見たのかもしれないけれど、実際の戦争体験もあるのかもしれない。実際の戦争も悪夢でしかない。でもそれは現実で、けっして目が覚めてあー良かったという事はなく何億倍もきっと恐ろしいのだろうけど。
どこかわからない国の内戦を描く戦争映画です。
突然武装勢力が現れ内戦が始まります。
主人公キャロリンは生き別れた娘を探すため政府軍に加わり極秘任務にも就きます。
でもいったいなにと戦っているのか、なにを守っているのか見えない。
統制はとれず混乱している。
人間性も論理も皆無。
組織、集団、社会、国家、がまともじゃなくなっていく、
まずその空気感がとても怖い。
作戦もひどい。
凍った海岸線を夜間スケートで200キロ走り、なにかを届けよというのだ。
ブラック・クラブは、black club ではなくて black crab。カニの意味
カニのように薄い氷を行けと。もう無茶苦茶としか思えない。
キャロリンの明晰さが救い。
映画は、終われば悪夢も終わるけれど・・
ノオミ・ラパス出演作その3「LAMB/ラム」(2021年)
これもたいへんな問題作・・・
LAMB/ラム 豪華版 [Blu-ray]
⇑ Amazon
(自分の観た順で書いているため、公開順でなくすみません)
Lamb (2021年)
アイスランド、スウェーデン、ポーランド合作の映画。
アイスランド人、スターウォーズシリーズなどで特殊効果を手がけてきた、ヴァルディマル・ヨハンソンの初監督作品。アイスランドで幼少期暮らしたノオミ・ラパスが主演と制作総指揮をつとめました。
・・・・・切り立った山の麓、霧に覆われた牧草地で、マリアとイングヴァルの夫婦が羊を飼い暮らしている。出産シーズンを迎えるが、ある一頭の羊から羊ではない「なにか」が産まれる・・
曰く、「ネイチャー・ホラー」とか
羊がいればひとは暮らしていける・・美という漢字が浮かぶ多くの恵を与えてくれる家畜。
雄大で美しい、でも荒涼としたアイスランドの暮らし。
厳しさと愛情の深さを見せてくれるノオミ・ラパス。
この映画はいったいなんなのか・・・本能を刺激してくるような不快さ。でも美しい。そして愛らしい。そしてやっぱり怖ろしい。
これは禁忌を描いているのか?
なにか宗教的な意味があるのだろうか?
羊も信仰も、身近ではないので、いまいち分からないかもしれない。
これは異類婚の話だろうかとか、私はちょっと思ったりしました。
その禁忌。犯したことによる罰。
異類婚の物語は世界中にあったと思う。
日本の場合はとても馴染んだ物語がある。「しのだづま」安倍晴明の母の物語ですね。しっとりと、よりけものと人間が近しい・・・
・・ってな事を思いながら観ていたら、、、
驚きの展開だった!
びっくりしました・・
ノオミ・ラパスの演技力がさすがです。
でも、ホラー、ひとによっては別にホラーではない。
どう感じるか、きっとひとそれぞれの映画です。
ま・・その・・よかったらどうぞ!
■Amazon Prime Video プライム会員は見放題です(30日間会員会費無料あり)
(広告)
🎁
コメントを残す