「カウンターパート/暗躍する分身」J・K・シモンズの二役がすごい!あらすじ・感想・視聴方法紹介

Hands off my tags! Michael Gaida by Pixabay
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「カウンターパート/暗躍する分身」


COUNTERPART
2018年ー2019年(アメリカ)


中間地帯 パート2

/Amazon Prime Video

現在、ドラマ専門チャンネルAXNで放送中なのですが、すでにシーズン2が始まっていて見逃し配信は短いし書いても間に合わないしな、と思っていたけれど観たらやぱりおもしろくて・・。

主演は「セッション」のJ.K.シモンズ。
平凡な諜報機関の職員の主人公が、スパイの世界、事件に巻き込まれていく物語です。

しかし彼が巻き込まれるのは他国との関係ではなく、「別の世界」とのスパイ活動だった。。
ある瞬間二つに枝分かれしまった、過去を共有する「並行世界」との関係であり、世界が混乱していく物語です。

(カウンターパート=「受け入れ担当者」)

私が考える視聴方法/(2023年1月現在)の配信紹介

AXNのアクション系が好きな方、分かりにくい展開ものが好きでない方には、あまり向かない作品かもです。
※AXN・・・AXNミステリーが英国ドラマ中心であるのに対しAXNはアメリカのドラマが中心。もともとの作品カラーはアクションとアドベンチャー。1月は「グッド・ドクター」とか「コールドケース」とか放送中です。  AXNはこんな感じ➡https://www.axn.co.jp/

このドラマはアクションもアドベンチャーもなくて、ミステリーもぐいぐいすすんで解決するわけでもなく、舞台はベルリンで画面が暗くて静かすぎて動きがなくて、登場人物が多すぎて失敗しているとか言われているSFスパイ・スリラー。

私にとってはすごくアドベンチャーで、どの場面もセリフも無駄がなく、だいたい2周観るとやっと意味が分かって毎回どきどきして興奮しておもしろくて堪らなくて、3周目では不条理な世界に放り込まれ知らなくてもいい事を知らされる悲劇、分裂した人生が断面のようになりそこからこぼれ落ちてしまうような人間の姿が悲しくも恐ろしい。


1話を何度も観るのではなく、全話通して観て、また最初から観るのが、おもしろいのですが。
それだと一話ずつ配信されその期間が短い配信タイプは、最初に戻って観る事ができないんですね。
今のとこおすすめは、シーズン1も見逃し配信しているひかりTVかなと思います。
でも、何度調べてもひかりを契約するか、dアカウントを持っているかたのみみたいで、ちょっとハードル高いですね・・・(自分には)
(2023年1月末まで配信中です)
シーズン2だけ観たい方には、J:com でもスカパーでも大丈夫と思います。

放送中作品で、配信もすぐ終わってしまうので、まず配信紹介を書いて、感想などを書き加えていきます。よかったら参考にしてください。

こちらから➡ ひかりTV

私はJ:com 契約で視聴中です。
初めてみたのはWOWOWでとびとびで何話かを。
何年か待って昨年AXNで放送が始まったので、やっとシーズン1を全話観たのですが、ものすごくおもしろかった!一回観るには観たけれどわけがわからない・・という状態のほうが、2周目でものすごくおもしろい気がします。
昨年はシーズン1しか放送しなかったのですが、待っていたらお正月はさんで1・2放送となりました。

J:com はこちら⇓ シーズン2,第1話2月2日まで、第2話2月9日まで見逃し配信中


スカパーも⇓


「カウンターパート/暗躍する分身」冒頭の あらすじ
(すこしネタバレ)

主人公ハワード・シルクは、ベルリンにある国連の諜報機関の「情報伝達部」で働いて30年になる。意味不明な仕事をもくもくとこなし、その後は交通事故で昏睡状態となった妻エミリーを見舞う、判で押したような日々を送っている。「戦略部」のクエイルに移動を願うがまったく相手にされない。しかし翌日、シルクはそのクエイルに連行される。
ある一室に入れられ、目の前に現れた人物を見て、彼は自分の目を疑った。

それはまぎれもなく「自分」だった。
世界はある時点で二つに枝分かれし、二つの世界が同時に存在する並行世界となる。
知っているのはほんの一部の人間だけだった。
二つの世界をつなげる通路があるのがベル
リン。
もう一つの世界からやってきたハワード・シルクは、やはりそこからきた暗殺者が妻エミリーの命を狙っていると告げる。平凡な事務員だった主人公は、強引な敏腕スパイであるもう一人の自分に協力させられ、二つの世界をまたにかけた陰謀に巻き込まれていく。

CAST & STAFF

制作総指揮/モルテン・ティルドゥム
脚本/ジャスティン・マークス

ハワード・シルク/J,K,シモンズ
(表世界)平凡な事務員(裏世界)敏腕スパイ。同じ顔の人物をJ,K,シモンズが演じ分けるさまがすごい!!二つの世界、二人ずつの登場人物・・・誰の話かどちらの話か、わけがわからなくなるのですが、シルクの人物像がそこを分けます。(あと、ベルリンのビルの様子)

エミリー・バートン・シルク/オリヴィア・ウィリアムズ

(表)6週間前に交通事故にあい意識不明(裏)諜報員

ピーター・クエイル/ハリーロイド
(表)「戦略部」副部長

アルドリッチ/ウルリク・トムセン
(表)「管理部」の諜報員。裏シルクの対応にあたる。

(表)ナディア・フィエロ(裏)ボールドウィン/サラ・セラヨッコ
(表)ヴァイオリニスト(裏)殺し屋

クレア/ナザニン・ボニアディ
(裏)ボールドウィンのコントローラー

クロード・ランベール/ガイ・バーネット
(裏)表世界に駐在する裏世界の大使

≪平凡なシルクがいるほうを(表)表記≫


「カウンターパート/暗躍する分身」シーズン1感想

もし現実がもう一つあったとしたら・・・

同じ過去を共有していても、現実の人間の行動と現実の世界はわずかな事にも影響を受け、平行社会には違いが生じてしまう。
もう一つ世界があるとか、知らなければきっとなにも問題ないに違いない。
でも知ってしまったら。
違う人生があると、知ってしまった事による悲劇(幸福)が描かれたドラマだと思います。

もう一人の自分に会ったとき、ひとはどんな反応をするだろう。

それはものすごくそのひとの人生によって違うようです。
複数のひとたちの反応が描かれる。
もう一人の自分に出会う事で、それまでの人生がどっと流れ出す感じ。
兄弟とも恋人とも違う、「自分」でなければ得られない、何かってあるみたいなのです。

主人公ハワード・シルクは、まったく違う人間となってしまった自分と会う事になります。
彼は、彼が失った存在を裏シルクが得ている事を知ります。
こんな悲しい、でもものすごい幸福、やっぱり悲劇。
こんな残酷な事ってあるだろうか。
並行世界というのは、あまりにひどい設定。
自分は持っていない、でも相手は持っている。
これは、人類普遍の不幸、ひとを狂わせてしまう事かもです。
このドラマの並行世界になる事で起きた数々の不幸、陰謀もそこに起因している感じがします。

しかしシルクはどこにいこうと自分を見失いません。
それがシーズン1では(裏)シルクにも少し影響を与え始めています。
恋人とも兄弟とも違う、「自分」に会う事でしか得られない何かが、ドラマを深くしています。

クレアの落ちた地獄は恐ろしすぎる。
ナディア・フィエロとボールドウィンの出会いはとても悲しくてでも救いがあった。
他にも不思議な関係性をみせる二人組が登場します。
自分ならどうなるのだろう。
比べてしまうのか、否定するのか、やっと「自分」に出会えるのか・・

それから
便宜上(表)(裏)としていますが、
(表、こちら、アルファとも呼ばれる)
(裏、あちら、プライムとも)
現実の自分の世界でもあるのが表だ、こちら側だ、と思って観ているのですが、
だんだん、こちらは本当に表なんだろうか?
自分の方が裏かもしれないし・・・
そんな感覚になってくる・・・
(シーズン2感想につづく!)

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