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「CUT」
cut
日本(2011年)
本当に幸福、とは
本当に狂気、とは
こういう人の事じゃないかと、思えてくる
強烈な一作
失われていく映画の世界を守るため
孤高の戦いに挑む男を演じるのは西島秀俊
アミール・ナデリ監督が、日本映画への愛を込め、監督としての自分を描き切った作品。
≪映画「CUT」オフィシャルブログより≫
CUT スタッフ/キャスト
監督:アミール・ナデリ
脚本:アミール・ナデリ
青山真治
田澤裕一
アボウ・ファルマン
出演:西島秀俊
常盤貴子
笹野高史
菅田俊
でんでん
撮影:橋本桂二
特殊メイク:梅沢壮一
CUT あらすじ
映画を愛し古い名作映画の自主上映を続ける男、秀二(西島秀俊)。
「映画の芸術的側面は死に絶えようとしている」と拡声器で街ゆくひとに訴え、警察に追われて上映場所を借りる事もできない。
黒澤明の墓に参って、監督のような映画を作りたいと願う彼は、兄からお金を借りて映画を制作している。
その兄が亡くなった。
兄はヤクザのしたで働き、命を落としてしまう。
兄は秀二のためのお金をヤクザから借りていた。
残額は1,254万円で、ボスから二週間以内に返すよう告げられる。
返す当てなどなく、茫然と立ち尽くす秀二に、
ひとりのヤクザが「拳銃を咥え、引き金を引いたら金をやる」とからかう。
彼は恐怖に追い詰められながら引き金を引いた。
弾は入っていなかった。
秀二はその事をきっかけに、殴られ屋になって金を得、借金を返す。
彼は兄が死んだトイレでなければ意味がないと、兄の痛みを知るためにトイレで殴られ続ける。
CUT 感想
この作品のポイントと言えるのは、ラストシーンの秀二の言葉ではないでしょうか。その言葉に尽きるのではないかと。
究極の映画バカ(すみません)映画狂。
ここまでいったひとには、ある意味誰もかなわない
暴力でもお金でも、動かすことができない
恐ろしいことに、安心感すら感じてしまいますし、究極的に幸せなひとなのかもと思うのです。
現実では、まず考えられないけど
…と言いながら
なんか、こうだよなあと思う気持ちがある。
映画人ってこうじゃない?って
思うんですね。
こういうひとによって、ものごとは極められていったのかもしれません。
研究・発見などに携わるひとには、すくなからずある素質なのかもしれないと。
とにかく
ずっと殴られるシーンが続く映画ですから、
ご注意ください。
西島秀俊が好きだからで観たら、えらいことになってしまいます!
でも
けっこう反骨的な若い頃の彼が好きだったかたには、いいかもです!!
アミール・ナデリ監督
どんだけ日本の監督さんが好きなんですか!って言いたくなりますが、日本映画に対し、警鐘を鳴らしてくださっているのだと思いました。
殴られるたび、名作で癒されたり我慢するところが、ちょっと…笑;
さいごベスト100作品が登場するところ、一生懸命みてしまいます。
小津チルドレン(勝手にお呼びしました;)の外国の監督さんが撮られた日本映画を、すごく面白く感じました。
一番良かったのは、ヤクザの事務所のシーンです。
セリフもなく、年配の3人がただソファーに座っている。
D・リンチの映像みたいで、かっこいい。
座敷に座った視線で撮るみたいに、椅子に座った視線で撮る感じです。
好みが分かれる作品ですが、
ある意味真理、究極的な人間像の一つ
があらわされているなあと思い、記事にさせていただきました。
CUT 視聴方法 ※2022年4月追記
現在「CUT」を配信中なのはU-NEXTです。(終了しました)
31日間の無料トライアルがあり、見放題の作品です。
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