「アナイアレイション‐全滅領域‐」

Annihilation
2018年（アメリカ・イギリス）

アナイアレイション－全滅領域－ (字幕版)

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作品紹介
あらすじ
Staff & Cast
「アナイアレイション‐全滅領域‐」感想
※ネタバレ
アナイアレイション意味
「アナイアレイション‐全滅領域‐」視聴方法

作品紹介

「エクス・マキナ」（2015年）で人間を複製したアレックッス・ガーランド監督が、次に複製したのは『世界』でした
消滅し、再び生まれる『異世界』は、光が乱反射し虹色に輝く
種を越えて廃墟に草木が生い茂り浜辺には水晶が輝く
そこは恐怖のお花畑

もっと万人受けする作品にという要望を蹴った監督が、思いのたけを込めたように見えるこの映画は、会社が米国と中国以外の配給を断りその他はネットフリックスに売却したという
なんだかいわくがついた作品です。

検索したらこんな記事が・・
https://wired.jp/2018/03/12/annihilation-movie-review/

”映画『アナイアレイション』は、
「異世界」を恐怖に満ちた世界観で描き出した”
『WIRED』US版レヴュー

”映画『アナイアレイションー全滅領域ー』が、日本ではNetflix限定で公開された。ジェフ・ヴァンダミアのSF小説『全滅領域』を原作とするこの作品は、突然変異した生物が溢れる「異世界」を恐怖に満ちた理解不能な世界観で描き出し、そして原作以上魂を揺さぶられる超現実的な体験をつくりあげている”　『WIRED 』US版によるレヴュー

現実になったら恐怖でしかないでしょうが、
はい、私は確かに魂を揺さぶられ・・・
あまりに美しく、最後はゲラゲラと笑ってしまった

最後なんて視覚効果がやりたい放題でもうおっかしくて
観終わったら、撮りきったんだろうなあとしみじみした

地球外からなにかが落下し、地球上に異世界が生まれます。そこに女性だけの調査隊が入って起きた事が描かれる。その地域の動物や植物が変異していくSFホラーです。
ホラーはホラーですが、その変異の造形がとても美しい。
色彩、造形、視覚効果が大好きな方にはとても楽しいのではと思います。

私はタルコフスキーの「ストーカー」が大好きで、雰囲気が似ているのでとても楽しかった。
「ストーカー」が好きな方にもおすすめします。
「ストーカー」好きなんてほとんどいないと思うけど・・・・

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それから『アナイアレイション』という言葉は単に「消滅」というわけではなく、物理の理論をもとに作られている作品なのでSF好きな方には特におすすめです。

（SFファンの方はとっくに観られていると思いますが）
理論を聞くと、
（と言っても全くわかっていませんが）
多少は各シーンがわかるような気がします。
でも物理が苦手な同胞のみなさまには、まずは知らないで観るほうがホラーを楽しめるので、そのあたりの感想は後半書こうと思います。
※注意　内臓が・・・とか、グロいシーンもあります

あらすじ

元軍人で生物学者レナのもとに、極秘任務につき行方不明だった夫のケインが突然帰ってくる。ケインの様子はどこか不可解で突然出血し始める。救急車で搬送中、レナとケインは拘束され、サザンリーチの研究施設に連れていかれる。その前面には地球外墜落物による「シマー」と呼ばれる異世界が広がっていた。ケインはそこから唯一の帰還者だった。レナは危篤状態となった彼を残し、女性だけの調査隊に加わる事を志願する。隊員はみな、なんらかの絶望を抱える女性たちだった・・・

Staff & Cast

監督／アレックス・ガーランド
脚本／アレックス・ガーランド
原作／ジェフ・ヴァンダミア「全滅領域」（2014年）
音楽／ベン・ソーリズブリー
　　　ジェフ・バーロウ
撮影／ロブ・ハーディ
編集／バーニー・ピリング

レナ／ナタリー・ポートマン
ケイン／オスカー・アイザック

ヴェントレス博士（心理学）／ジェニファー・ジェイソン・リー
アニャ・ソレンセン（救命士）／ジーナ・ロドリゲス
ジョシー・ラデック（物理学者）／テッサ・トンプソン
キャス・シェパード（地形学者）／ツヴァ・ノヴォトニー

「アナイアレイション‐全滅領域‐」感想
※ネタバレ

ひとが避難したあとに奇妙な植物が生い茂る廃墟の風景は、まるでチェルノブイリの避難地域のようで、ひとも植物も変異する世界は美しくも恐ろしく笑っている場合ではないのですが。。。

植物が身体から生えてきて、ジョシーがその場に残る事を選択をする
そうなってしまったなら仕方ないと思う。
私も植物になるのは悪くない気がする。
（確かにワニみたいなのにはなりたくないが）
なんでも物真似して粘菌みたいに増殖する異世界にすっかり魅了されました。
（ええ　まるでザル底にへばりついたのびたソーメンみたいに・・）

アナイアレイション意味

アナイアレイション＝「対消滅」
粒子と反粒子が衝突して消滅し、他の粒子またはエネルギーに変換される現象
だそうです。
そう言われてもさっぱりわかってないのですが、
反物質とか、反がついたものとぶつかるとエネルギーになるんだーみたいな。
乱暴ですがこの映画はそうゆうことでそうなったんだなあと思って観る事ができます。
ケインはレナと触れ出血が始まる。
でも最後は抱き合います。
ヴェントレス博士の場合、ガン細胞と反応したため火柱になったに違いない。

博士役ジェニファー・ジェイソン・リーは年とっても、口元と目元が変わらない。
彼女を観れてとてもうれしい。
彼女がやるのだからと、とても期待していたのですが、
さすがすごいことになって、思わずオ″オ”～と声が出ました。
無茶苦茶な映像で、めちゃ楽しかった。

SF界で評価が高いので、SF好きな方にはとてもおすすめですね。
それ以外の方が好きか嫌いかは、観てみないと分からない作品なのですが（すみません；）
造形、視覚効果がとても良いので、興味を持たれたらどうぞ！！

さて

ガーランド監督の新作はスタジオ・A24と組んだ「MEN 同じ顔の男たち」です（公開中）

私はまだ観たくないです。

≪eiga.com≫