「Dearフレンズ」女の子と、かつて女の子だった全てのひとに捧げる一作/おすすめ映画 紹介

 

「Dearフレンズ」

 

 Now and Then

 アメリカ(1995年)

 

誰かが必要とする時はみんなで集まると、12歳で交わした約束をはたすため、再び育った町に集まった4人の女性。
10数年ぶりに再会した4人は、過去をふりかえり、変わらぬ友情を確かめます。

 

少年映画の傑作が「スタンド・バイ・ミー」なら、
少女版と言えるのが、本作「Dearフレンズ」!

時代を超えて、全ての女の子に捧げたい作品です!!

 

と!!
力入れてみましたが・・・・

実はこの映画、未日本語DVD化作品で、配信しておりません😢

視聴困難の映画を紹介して、申し訳ないのですが
あきらめず書き続けていたらもしやもしや・・・と記事に。

女の子映画として一番傑作と思うので紹介します!

 

≪filmarks.com≫

 

「Dearフレンズ」スタッフ&キャスト

監督/レスリー・リンカ・グラッター
脚本/I・マーレーン・キング
撮影/ウェリ・スタイガー
音楽/クリフ・エデルマン


出演/

ロバータ……クリスティーナ・リッチ/ロージー・オドネル
ティーニー……ソーラ・バーチ/メラニー・グリフィス
サマンサ……ギャビー・ホフマン/デミ・ムーア
クリシー……アシュレイ・アストン・ムーア/リタ・ウィルソン

スコット……デーヴォン・サワ

 

「Dearフレンズ」あらすじ


出産がせまる主婦クリシーは、かつて「誰かが必要とする時みんなで集まる」という約束を行使して、幼馴染を呼び寄せます。

クリシーは流産を繰り返し、やっとの思いで迎えた臨月でした。

 

それぞれ自分の道を歩み、約束を交わした12歳は遥か遠くなりました。
作家になったサマンサは、久しぶりの帰郷に戸惑います。
しかし間違いなくそこは、友だちとかけがえのない時間を過ごした場所でした。。。。。

 

70年代、インディアナ州の夏
少女たちは、男子と喧嘩したり自転車を乗り回したりする毎日です。

 

母親が厳しいクリシーは、純朴で泣き虫な女の子。
ティーニーは女優志望。胸に詰め物をして男子に迫ったり。
ロバータは男兄弟ばかりで男勝り。
母を事故で亡くした悲しみを抱えています。

優等生のサマンサは両親の不仲に心を痛め、
ある日、墓地での降霊会を提案します。

12歳で亡くなった少年の墓碑を見つけ、彼の霊魂を呼び出そうというのです。

 

降霊は失敗しますが、その後も古い新聞を捜して少年の事を調べました。
現実を知って、ロバータは母の事故を思い出し、
サマンサは残された少年の家族と出会います。

12歳、最後の夏。
少女たちは一歩、大人に近づきます・・・

 

      🚲

 

みんなで買ったツリーハウスがクリシーの家に残されていました。
昔を思い出していると、
いよいよクリシーが産気づきます。

あわてたり、動じなかったり。
そこには変わらない幼馴染4人の姿がありました。

 

「Dearフレンズ」見どころや感想(ネタバレしています)


子どもは自分で環境を選べません。
でも辛い時、本心で寄り添う友だちがいた事が描かれています。

 

「スタンド・バイ・ミー」のように、この作品でも少女たちは「死」に引き寄せられます。
親と一体だった幼少期が終わり、思春期が始まる子どもたちにとって、
「生」とはなにか、なぜひとは「死ぬのか」という事に興味を持ったり疑問を感じたりするのは、大切な通過儀礼のようなものです。

 

しかし時代が少し古い「スタンド・バイ・ミー」の少年たちの方が、朝鮮戦争が終わってもヴェトナム介入が本格化する、暴力性の強い社会で生きている感じがしました。

 


少年たちはそれ以降付き合う事はなくなり、大人になった友だちの「死」で終わります。

時代も地域も違いますが、

元少女たちが、そのうちの1人が出産という一大事で集まって見守る、女たちの祝祭のような機会を得て「生」で終わるところに、
とても救いを感じました。

 

オリジナル曲と70年代ポップスが、どれを聴いても楽しくなる音楽ばかりです。
昔観たことがあるかたには、音楽だけでも映画を思い出せるかもですね。

とてもな懐かしくて素敵な、女の子の青春映画です。

 

        🍬 

 

この作品はデミ・ムーアが制作に関わり、監督を始め多くのスタッフが女性で作られています。
デミ・ムーアのセリフを聞くと、彼女がこの作品に特別な想いを込めているように感じます。

 

この次の「女の子シネマ」は「ゴーストワールド」(2001年)の予定なのですが、ソーラ・バーチ見て、「Dearフレンズ」のティーニーだと、ぜんぜん気づいていませんでした! 

 

「Dearフレンズ」の頃もう大女優みたいだったクリスティーナ・リッチに目がいってしまって。
クリスティーナより少し年下で、ソーラ・バーチがほんと幼く見えます。

 

デミ・ムーアの少女時代を演じたギャビー・ホフマンは、この頃からいい表情の俳優さんですね。
残念ながらアシュレイ・アストン・ムーアは、20代で亡くなっています。

 

クリシーの大人時代、リタ・ウィルソンはトム・ハンクスの奥さん。
サマンサの妹役は、デミ・ムーアとブルース・ウィルスの子どもが演じているそうです。

 

少女たちが、ヴェトナム帰還兵と会う場面があります。
ブレイク前の、ブレンダン・フレイザーが出演しています。

 

「Dearフレンズ」視聴状況・・・


デミ・ムーア制作で、有名俳優がいっぱい出演しているのに、どうしてDVDになってないのでしょうね😢
英語版はあるので、英語が得意な方なら観ることができますね!

 

Amazonで見てみる↓

VHSの新品もまだあるようですが、やはり言語が英語みたいです。
VHSの中古品も時々出品されますが、劣化が心配です。

映像関係がすごく揃っている図書館がたまにあるので、機会があったらチェックしておくといいかもです。

70年代ポップスがいっぱいつまったサントラは、いつ聞いても楽しいと思います!↓

私は、放映されないかなーと、
日夜、テレビをチェック中です!

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