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「ゴーストワールド」
Ghost World
アメリカ ・イギリス・ドイツ(2001年)
何者でもない事の不安
でも「普通」はぜったい嫌!
最高におしゃれで、クリエイティブ
自信と劣等感が交差する、とってもイタい10代を描いた一作です。
サブカル好きの中学高校生の女の子、
特に卒業を前にしたひとがいたら、
今、観ておいて良かった!と思える映画です。
主人公と同じ年齢、ちょうどその時その映画に出会えるって素晴らしい事ですね。
すでに過去のことになったとしても、懐かしく感じる作品だと思います。
(痛すぎて思い出すのが辛いかたは注意してください)
ものすごーく過去になったとしても、特に女の子の親になったみなさんに観て欲しい作品です。
この映画を10代の子どもと一緒に観るのって、とても楽しいですよ。
気難しい年ごろの子どもの気持ちに、ちょっとなれるかもしれないです。
高校卒業したばかりの、ちゅうぶらりんの女の子たち。
「ゴーストワールド」は、ダニエル・クロウズの同名コミックが原作。
原作者は高校を卒業してその次に向かうまでの期間を、ゴーストワールドと表しているみたいです。
確かに高校卒業の後って急に時間ができて、なにか期待するような不安なような気持ちがもぞもぞしていた気がします。
日本は3月中には進路を決めないといけないような感じですが、アメリカは夏休みで、卒業してから決めたりもっとのんびりしているように見えるので
(「卒業」とか「アメリカングラフティ」とか)
ほんとにふわふわした、不思議な時間が流れてるように見えます。

〈eiga.com〉
STAFF & CAST
監督/テリー・ツワイゴフ
脚本/ダニエル・クロウズ
テリー・ツワイゴフ
原作/ダニエル・クロウズ
出演/ソーラ・バーチ
スカーレット・ヨハンソン
スティーヴ・ブシェミ
音楽/デイヴィッド・キティ
撮影/アフォンソ・ビアト
編集/キャロル・クラヴェッツ・アイカニアン
マイケル・R・ミラー
ゴーストワールド あらすじ
幼馴染のイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)は、ロサンゼルス郊外の退屈な町に住んでいます。学校になじめず、はみだしものの二人は卒業してもぶらぶら。
ある日、ふざけて新聞の出会い系広告に応募し、約束の店にやってきた冴えない中年男性シーモア(スティーヴ・ブシェミ)を遠くから品定めし待ちぼうけを喰わせます。でもブルース・レコードコレクターであるシーモアの家を突きとめ会うようになると、イーニドは、自分と似ている彼に惹かれていきます。同時に、働き始めたレベッカとは距離がうまれていきます。
ゴーストワールド 考察 (若干ネタバレてます)
素直になれず、ひとや自分を傷つけてしまう繊細さ。
不器用すぎる展開は、10代の特権ですね。
映画は始め、漫画のコマ割りのようにアパートの各部屋を映していきますが、家の中がアメコミみたいな色彩で楽しく音楽もいい。
イーニド役のソーラ・バーチは、黒縁メガネでボリウッドダンスを踊りまくってます。髪は緑色にしてしまうし。
どの国でもそう、自分の世代だけ通じるような言い回しをして、街の変わったひとを観察して暇つぶしをする二人。
アメリカって変人だらけで、彼女たちの辛辣な批評とかわいいファッションをたっぷり楽しめます。
でもシーモアと会って、レベッカと感覚の違いが見え始め、
映画は原作とは違う、イーニドとシーモアの物語になっていきます。
今度はオタク代表シーモアの、真面目な恋愛感情がイタい展開です。
イーニドは彼の真面目さ知識の深さを尊敬しています。
尊敬であって恋愛ではないから彼女は混乱してるけど、面倒な10代女子の感情をシーモアが理解するのはいい年こいてますが難しい。
主人公は才能もあるし必要とされていますが、あらゆる事がしっくりこない彼女には上手く対応できず自らを孤独に追いこんでいきます。
簡単にしっくりきたり認められたりするのなら、思春期映画とは言えないですね。
うっかり認められたらそれはそれでどうでしょう?
認められた自分って何なのか、何を認められているのか、
そもそも自分が明確でないのに。
また別の混乱が生まれる事もある。
いろいろあるけど最後は希望が見えるとか、
いろいろあって悲惨で終わるとか、
どちらとも言えないところがいいです。
ゴーストワールドは簡単に終わったりしないのです。
どう解釈するかは、観るひとに委ねられている、
不思議な余韻を残す作品です。
〈eiga.com〉
役に入れ込み20キロも増量したソーラ・バーチは、前々年「アメリカン・ビューティー」(1999年)で複雑で大人びた娘役をやったひとに見えません。
「Dearフレンズ」時の、つんとした美少女ともぜんぜん違っていて。
記事➡/dear-friends/
ロバート・レッドフォード監督「モンタナの風に抱かれて」(1998年)で高い評価を得たスカーレット・ヨハンソン、「アメリカン・ビューティー」のソーラ・バーチ、この二人が組んだサブカルコンビは伝説的な存在になりました。
その後の、スカーレット・ヨハンソンの大活躍はご存知の通りですね。
そして、この映画に出るべくして出ているのが、世界中から愛されている(たぶん)スティーヴ・ブシェミです。
ブシェミ大傑作(わたし的には)「コン・エアー」(1997年)が大好きだったものだから、けっこうイケメン役でつまらなく思ってしまったのですが・・・存在がすでにサブカルな彼はこの作品に必要不可欠でした。
「コン・エアー」で共演したジョン・マルコヴィッチが、今作の制作のひとりです。

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ゴーストワールド 視聴方法
本作を視聴する方法は TSUTAYA DISCAS 一択です。
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サイトでみると在庫数1・・・💦
そろそろ視聴が困難になる作品なので、興味がある方はお急ぎください。
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それだけでなく!!
ゴーストワールドが
2023年11月23日から再上映されます!!
Bunkamuraル・シネマをかわきりに、全国ロードショーされるそうなんです。
こちらのオフィシャルで確認してみてください⇓
https://senlisfilms.jp/ghostworld/
何が起きてるんだろう
急に見直されたんでしょうか・・・
ロードショーの後は・・・・
また配信されることでしょう!
原作コミック ↓

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