「LIFE!/ライフ」あらすじと感想/”人生を見よう 世界を見よう”休刊になるライフ誌のネガ係が初めて世界を見る冒険に旅立つ感動作

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「LIFE!/ライフ」

The Secret Life of Walter Mitty
2013年 (アメリカ)

To see Life; to see the world
人生を見よう。世界を見よう。
(LIFE誌のモットー)
有名グラフ誌、 LIFEは2007年に休刊しました。
ネガ管理室に長年こもり仕事を続けた主人公が、最終号の写真を探して、初めて世界を見る冒険へと旅立った傑作映画
「ナイト ミュージアム」の、ベン・スティラーが監督・共同制作・主演を務めています。


LIFE!/ライフ オリジナル版 (字幕版)

/amazon

staff &  cast

監督/ベン・スティラー
脚本/スティーヴ・コンラッド
原作/ジェームズ・サーバー
『ウォルター・ミティの秘密の生活』(1939年)

音楽/セオドア・シャピロ
ホセ・ゴンザレス
ローグ・ウェーブ

撮影/スチュアート・ドライバーグ
編集/グレッグ・ハイデン

キャスト/
雑誌編集員ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)
同僚シェリル(クリステン・ウィグ)
冒険家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)
母親エドナ・ミティ(シャーリー・マクレーン)
新しい上司テッド(アダム・スコット)
妹オデッサ(キャスリン・ハーン)
婚活サイト担当トッド(パットン・オズワルト)

あらすじ

ウォルター・ミティ(42歳)は冴えない編集部員です。
彼が大好きで得意な事は、空想や妄想。
有名雑誌LIFE のネガ管理の仕事に長年従事していましたが、経営難のため雑誌は休刊となり、オンラインで配信される事になります
。新しくやってきた上司はいけすかない感じで、ウォルターはリストラ候補決定です。
最終号の表紙は有名写真家ショーンの写真で飾られる事に。
彼からウォルターへ、ネガフイルム、25番ネガを使う指示、LIFE社訓が入った財布のプレゼントが届きます。
ネガチェックをしますが25番の写真が見つかりません。大切な最終号の表紙なのでショーンに確認したいのですが、彼は世界中を飛び回る冒険写真家でニューヨークにいません。ウォルターもショーンを追いかけ、世界中を飛び回る事に。。

「LIFE!/ライフ」作品解説 見どころ

大人しい男性がとんでもない妄想で現実逃避する原作「ウォルター・ミティの秘密の生活」は、1947年にも「虹を掴む男」(邦題)で映画化されています。
2017年の映画は、2007年に休刊となったライフが舞台です。
主人公である写真管理の男性にとんでもなく妄想癖があるところは同じなのですが、内容は原作と大きく異なっています


ライフ誌は1936年にタイム社から発行された写真中心の”グラフ雑誌”で、特別版を除き2007年に休刊しました。
フォトジャーナリズムの歴史そのもの、世界中の出来事を写し続けた雑誌なので、それがなくなるというのは時代がものすごく変わっていく気がしました。


映画「LIFE!/ライフ」はウエヴサイトだけを残し休刊となった時点を描いています。
映画が始まってそうそうウォルターの妄想がさく裂しますが、暗い管理室にこもっていた彼の、本当の冒険が始まります。
彼は冴えない感じの社員ですが、ネガ室にいる時は冴えてます。
父親のかわりに、家族の心配もする真面目な人物です。
あかるいお母さんに
会社に誕生日ケーキを届けたりする妹は変わってる感じですが、
物語に関わる大事な存在なので、要チェックなんです!

「LIFE!/ライフ」感想(ネタバレ!!)

ショーンの足跡を追って、ウォルターはまずグリーンランドに降り立つのですが、そこからの展開は妄想と変わらないような、大変で危険な事の連続です。
でも観終わると、とても爽快で幸福で、確かな感動が残る作品です。


ウォルターは妄想世界と変わらないような、とんでもないアドベンチャーを体験するのですが、それがとても力強い。


この映画を観ると、
『大変そうな所だけど実際ここに住んでるひとがいるんだなあ』
『驚かされるけれど、実際こういうことをやって生きているひとがいるんだろうなあ』
とドキュメンタリーを観た時のように思えるんですね。

一歩知らない世界に踏み出すと、そこには全く違う環境があって、全く違う考えや習慣で人々が暮らしている、人生があるのだと。

”To see Life; to see the world”
人生を見よう。世界を見よう

という、大切なモットーでもって、
実際観て、伝えよう、という気持ちで、映画も作られているからそういう感動を感じるのだろうと思いました。

もう雑誌はなくなってしまいましたが、
知らない世界を観てみたいという、人間がもつ冒険心、
危険を顧みず伝えようとする使命感、
そんな、精神の一端を感じられる気がします。

何度か観ている映画なのですが、
何度観ても、おもしろくてわくわくする。
そんな映画っていいなと思います。
よかったら、チェックしてみてください!

画像5

〈映画com〉

「LIFE!/ライフ」視聴方法


(2022年4月の情報)

現在この作品はレンタル(有料)ですが、
 Amazon Prime Video や dTV で視聴できます。

■amazon prime video をみてみる↓

吹替版の評判

公開版の吹替をナイナイの岡村くんがしているのですが、あまり評判がよくない?? 役者さんではないし、ニューヨーカーが関西のイントネーションというのが、違和感があったのでしょうか。
私は、主人公の朴訥としたしゃべりに似ていたので、そんなに違和感を感じませんでした。日本語に変わった段階で、東京弁でも関西弁でも違っているのは同じなので、岡村くんが吹き替えるのなら関西イントネーションが普通になると思いました。
例えばamazon で観る場合、吹替版を開くと吹替の予告編が観れますので、気になる方はそれで確認してみてください!
(吹き替え版は終了しました 2023.9)

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「LIFE!/ライフ」は音楽がとてもイイ!


ロック好きのベン・スティラーの映画は音楽がすごくイイです!
特にウォルターが飛行機で飛び立つシーン。↓
『WAKE UP 』アーケイド・ファイア
予告編の後半で流れています。


Funeral

そしてヘリに乗るか迷うウォルターを、シェリルの幻想が現れ歌って励まします。とても力強いデヴィッド・ボウイの歌ですね↓『Space Oddity』


Space Oddity (2019 Mix)

サウンドトラック↓
映画のオリジナル曲が中心ですが、デヴィッド・ボウイの『Space Oddity』はシェリルMIXで入っています。映画の感動に浸れます。。


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