≪nils lindner≫
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《2023年8月情報｠
とうとう刑事モースシーズン９（最終章）Case34.35.36が公開されました。
ゆっくり観て、感想を書いていこうと思います。
最新で最終のシリーズについてはこちらをどうぞ➡刑事モース～オックスフォード事件簿～ついに最終章がWOWOWで日本初公開！（悲しい・・）
wowowオンデマンドでは新作公開という事で、過去作全作を（新作も含め）配信中です。

「刑事モース～オックスフォード事件簿～」シーズン８

Endeavour  2021年（イギリス）

　　Case31  「殺しのホイッスル」
　   Case32  「死を告げる時計」
　   Case33  「白銀の終着地」

2021年9月にイギリスで放映された、刑事モースの新作ドラマがWOWOWで初放送されます！（WOWOWプレミア、同時配信）
英国ミステリーファン・モースファンにとって、待ちにまった瞬間ですね。

観たことがなくても、どこから観ても大丈夫なドラマなんです。
いったいどんなドラマなのか紹介していきます。

新作ドラマ紹介・放送日
刑事モース～オックスフォードの事件簿～ってどんなドラマ？？
新作・過去作の視聴方法

を紹介します

≪eiga.com≫

「刑事モース～オックスフォードの事件簿」新作紹介

Case31  「殺しのホイッスル」　2022年1月1日（土祝）PM6:00～

演出/ショーン・エヴァンス
脚本/ラッセル・ルイス

舞台は1971年2月　2か月前、ヴェネチアでサーズディ警部補の助けでなんとか命拾いをするも、悲劇的な裏切りにあったモース（case30「永遠のアリア」）。
ショックから酒浸りに。
しかし、ロンズデールコレッジで小包爆破事件が起き捜査に向かいます。
地元サッカーチーム・エースストライカーへIRAから脅迫電話もあり、モースは彼の警護をする事に。
モース役、ショーン・エヴァンスが演出も務める作品です。

Case32　「死を告げる時計」　2022年1月1日（土祝）PM7:45～

演出/イアン・アリエ
脚本/ラッセル・ルイス

1971年5月　タクシー運転手が射殺され、新しい殺人事件も立て続けに起きてしまいます。捜査のためヌーディストキャンプに聞きこみに行き、ポルノ映画制作関係者も探す事に。
モースの自宅には珍しい客が訪れます。彼は少年時代と向き合う事になり、酒浸りが悪化します。

Case33　「白銀の終着地」PM9:30～11:15

演出/ケイト・サクソン
脚本/ラッセル・ルイス

1971年冬　モースは酒が切れず欠勤が増えます。
目を×で切られた、大学教授殺害事件が発生します。
オックスフォードは大雪に見舞われ、捜査中のモースは避難しますが、忌まわしい過去がある廃ホテルに閉じ込められてしまいます。
そしてそこで事件が・・・・

モースシリーズで”クローズド・サークル”もの？？
事件から立ち直れない様子のモースが心配です！

主要登場人物とキャスト

エンデバー・モース：オックスフォード市警カウリー署巡査のちに巡査部長
→ショーン・エヴァンス（吹替・矢野正明）

フレデリック・サーズディ：カウリー署警部補のちに警部
→ロジャー・アラム（吹替・土師孝也）

レジナルド・ブライト：カウリー署警視正
→アントン・レッサー

ジム・ストレンジ：カウリー署巡査・巡査部長
→ショーン・リグビー（吹替・丸山荘史）

マックス・デブリン博士：病理医
→ジェームズ・ブラッドショー（吹替・魚健）

ジョーン・サーズディ：サーズディ警部の娘
→サラ・ヴィッカーズ

そもそも刑事モースとは？？概要解説

刑事モースは、イギリスのコリン・デクスター（1930－2017）著「モース警部シリーズ」が原作です。
ジョン・ソウ主演、「主任警部モース」というタイトルで1986年ー2000年にドラマ化（全33話）されました。

引き続き、部下のルイスを主人公にしたスピンオフドラマ「オックスフォードミステリールイス警部」が2006年ー2015年（全33話）も制作されました。

「刑事モース～オックスフォード事件簿」は最初”新米刑事モース”という邦題。
時代は1960年代までさかのぼり、刑事になりたてのモースを描いたものです。
内容は、「モース警部シリーズ」をもとに作られました。
イギリスでは、ホームズを抜いて人気No.1になった事もある、大人気作です。

■モース プロフィール
オックスフォード大学ロンズデール・コレッジの優秀な古典文学専攻の学生でしたが、恋人に去られ中退。その後陸軍通信部に入隊するも肌に合わず除隊（暗号、言語全般、オペラが得意）
警察官になってカーシャル・ニュータウン署に配属され、2年制服警官を務め、辞表をタイプしているシーンからドラマは始まります。

ここまでの「刑事モース」
モースの成長、カウリー署の出来事、特におすすめ回、を中心に紹介します

Pilot版　Case1 「華麗なる賭け/ある晴れた日に」（2012年）

舞台は1960年代後半に入ったイギリス
オックスフォードで少女が失踪し、モースはカウリー署に応援派遣されます。
部屋に残されていたクロスワードパズルに隠された暗号を見破り、解決に導きます。しかし署の腐敗のひどさを目のあたりにし、検視解剖では失神してしまいます。
捜査で偶然、ファンだったオペラ歌手と出会いますが、悲しい結末を向かえます。今度こそ警察を辞めようとするモースですが、彼の能力を見抜いたサーズデイ警部補からカウリー署に誘われます。

🏰

第1シリーズ Case2 ～5　（2013年）
カウリー署は新しくブライト警視正が着任し、犯罪組織と癒着した刑事は一掃されます。モースはサーズディ警部補の下で働き始めますが、推理をひけらかしてしまうので周囲の反感を買い、事務職に変えられます。しかしだんだんと実力を発揮し、捜査に復帰します。
（特におすすめ）Case3「殺しのフーガ」
連続殺人と考えられる事件が起き、ブライト警視正はプロファイルを試みます。モースはオペラやアナグラムの知識を発揮します。不気味な展開でとても引き込まれる傑作回です。

第2シリーズ　Case6～9　（2014年）
いまだ捜査方針をめぐって対立するモースですが、洞察の深さが警視正にも認められていきます。Case8のバリッジス百貨店の事件では、サーズディ警部補のイタリア戦線での悲劇が明らかになります。
（特におすすめ）Case9 「腐った林檎」
警察の統廃合が計画される中、記者、脱獄囚の死が、警察や有力者が犯し隠ぺいし続ける残虐な犯罪に結びついていきます。モースは犯人にされ殺されそうになりますが、かけつけた仲間に命だけは助けられます。重いテーマの、見ごたえある回です。

第3シリーズ　Case10 ～13　（2016年）
Case9 の事件で、モースは無実が晴れるまで留置所に入れられ、すっかり警察に絶望してしまいます。
釈放されても警察に戻らず、湖畔のコテージで過ごしている場面からはじまります。しかしそこでも事件に遭遇し、捜査に戻る事になります。
最後のcase13では、モースとサーズディの娘ジョアンが銀行強盗に巻き込まれます。
（特におすすめ）Case12 「森の怪物」
森や川で、連続した行方不明事件が発生し、そのうちひとりのちぎれた腕が見つかります。モースたちは森に住む怪物を追い詰めます。
ブライト警視正が、インドでの経験を活かしみなを救います。
始め官僚的だった警視正ですが清廉さが際立ってきます。
警視正が一番かっこいい回です。

⇓ここから新米がとれ
「刑事モース～オオックスフォード事件簿～」になります

第4シリーズ　Case14～17　（2017年）
この回からモースが新米刑事でなくなります。
ジョアンは銀行強盗事件のショックで家を出てしまい、サーズディ警部は事件に集中できません。
コンピューターとロシアのチェスプレイヤーの対戦、人気ロックバンドと宗教団体との対立など、60年代後半らしいテーマが詰まっています。
ブライト警視正が入院した病院で、同じベッドのひとが亡くなるという、不気味な事件も起きます。
（特におすすめ）Case17 「不吉な収穫祭」
5年前の植物学者の失踪、不気味な太鼓が鳴り響く村の収穫祭、村はずれにある原子力発電所。これらが結びつき、最後はあわや大事故に。
主任警部モース放送から30周年を記念し、初代モースの故ジョン・ソウの妻シーラ・ハンコックが怪しげな老婆を演じています。

第5シリーズ　Case 18～23　（2018年）
モースはやっと部長刑事に昇進し、後輩もできます。
いろいろあったジョアンは自立し社会福祉に関わります。
モースはカメラマンの女性と付き合いますが、彼女はベトナムへ。
Case20 では、60年代英国鉄道が舞台で、美しい映像が見どころです。
Case23ではモースが覆面捜査のためパブリックスクールの教師になります。
そして警察の統廃合でカウリー署はなくなります。廃合を前にし、署の仲間にとって耐えがたい事件が起きてしまいます。
（特におすすめ）Case 22 「疑惑の四重奏」
国際イベントで西ドイツ人が射殺された事件。モースはオックスフォードで暗躍するスパイの世界に踏み入っていきます。
東西冷戦時代を感じさせる回です。

第6シリーズ　Case24 ～27　（2019年）
カウリー署は閉鎖され、メンバーはばらばらになります。
モースは田舎の派出署勤務。ひげを生やして制服姿です。ブライト警視正は交通課に。サーズディは新設のキャッスルゲート署の警部の部下に。
人類は初めて月面に着陸します。
モースは再びサーズディと働けるようになりますが、元カウリー署メンバーにとって正念場のシリーズです。
（特におすすめ）Case 27 「新世界の崩落」
違法建築の高層ビルの崩落に居合わせたモースは、ブライト元警視正の陣頭指揮のもと住民を救出します。崩落跡から殺された遺体が見つかり、カウリー署最後の事件（Case 23)と繋がっていきます。
モースたち元カウリー署のメンバーが警察に巣食う悪に立ち向かう、感動回です。

第7シリーズ　Case 28 ～30　（2020年）
60年代が終わろうとする時、モースは休暇のヴェネチアでオペラを観劇し、女性と知り合います。
70年代に入り、モースは再びブライト警視正の下でサーズディと捜査にあたりますが、ぶつかってしまいます。
第７シリーズは3話に連続性があり、最後モースは再びヴェネチアで犯人に向かい、絶縁したサーズディ警部も助けに行きます。
モースの恋愛が描かれる異色回です。

こうやって振り返ってみると沢山あるなあと感じます。
でも一作一作、美しい映像と凝った展開の見ごたえあるミステリーです。
オックスフォードの街並みや、英国田舎の風景も楽しみです。
新作が面白かったら、ぜひ過去作も観てみてください！

刑事モース　視聴方法・過去作の配信紹介

【新作シーズン、Case31 ・Case32 ・Case33 の放送】

前半紹介したように、2021年元旦6時 WOWOWプライムで連続放送されます。
二か国語放送で、同時配信もされます。（WOWOWオンデマンドでは主音声のみ）　　　≪現在放送はありません≫

※≪2024年情報≫
2024年、新作・最終章、全作をWOWOWオンデマンドで配信中です（吹替版）

※刑事モースは、吹替版もとても良い
吹替と字幕版の違いがあまりありません。特にモース役の矢野正明さんの声が素晴らしいんです。サーズディ役、土師孝也さんの声もロジャー・アラムにそっくりです。吹替版の方を観たくなるほどです。

※WOWOW・WOWOWオンデマンドについては、前記事での紹介を参考にしてみて下さい↓
WOWOWオンデマンド/「サマー・オブ・ソウル（あるいは、革命がテレビで放映されなかった時）」＆「キング・クリムゾン　メルトダウン～ライブ・イン・メキシコ」

【刑事モース、その他の配信状況】

■Amazon Prime Video（字幕版）
Case1・・・amazon prime video でプライム会員見放題/会員30日無料あり
Case1～33・・・シネフィルWOWOWプラスで配信/14日間の無料あり
Caseごとシーズンごとに、レンタル（有料）になりますが、
シーズン８までの過去全作が視聴可能です。
※字幕／吹替あり　字幕版を視聴したい場合によいですね

■U-NEXT（字幕版）
Case10～17・・・字幕版・見放題作で配信中

※邦題は、wowow、case17まで放送されたNHKBS、amazonやU-NEXTで違います。

■原作　↓

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　リー・アイザック・チョン監督特集

二か国語・同時配信・オンデマンドの有無などなど、　WOWOW　←こちらで確認されて下さい

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