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NOPE/ノープ
nope
2022年(アメリカ)

NOPE/ノープ(吹替版)
/amazon prime
「ゲット・アウト」「アス」に続く、ジョーダン・ピール監督の作品です。
もちろんホラーで怖いシーン満載ですが、
今回も色々な意味を持つ場面がたくさんあります。
そしてやっぱり!
後半は奇想天外なストーリーへと展開するのでした。
なんかもうこのおもしろさはクセになってしまいそうです。
今回の舞台がとても広大な場所のせいか、前作と比べるとラストがちょっと間延びした感じになってるのかもしれません。
でも観終わった時、私はやっぱり(前作の時みたいに)
とても明るい気持ちになり元気がでました。
無自覚な差別意識をヒリヒリするような映像にしてみせる稀有な監督さん。ですが、
私はこの監督さんの一番すごいところは、こちらを元気にしてくれるところじゃないかと思います。
前作「ゲット・アウト」「アス」の記事こちら⇓(感想ぐらいの記事ですが)
➡https://konyananimiru.com/summer-news-iroiro/
staff & cast
監督/ジョーダン・ピール
脚本/ジョーダン・ピール
音楽/マイケル・エイブルズ
撮影/ホイテ・ヴァン・ホイテマ
キャスト/
OJ(オーティス・ヘイウッド・ジュニア):ダニエル・カルーヤ
エム(エメラルド・ヘイウッド):キキ・パーマー
リッキー”ジュープ”パーク:スティーヴン・ユァン
エンジェル・トレス:ブランドン・ペレア
アント(アントラーズ・ホルスト):マイケル・ウィンコット
オーティス・ヘイウッド・Sr.:キース・ディヴィッド
”NOPE”の意味は??・・・”NO”のスラング
この映画では「ありえない!」と訳されています。「無理無理無理!!」みたいな感じらしいですね
あらすじ
ヘイウッド家は、ロサンゼルス近郊の牧場で代々撮影用の馬を調教してきた一家。父親は監督らから信頼されていたが、ある日飛行機から落下したと思われるゴミが頭に当たり、亡くなってしまう。子どもたちで牧場を継ぐが、息子のOJは内向的で仕事も失敗してしまう。牧場の維持のため、OJは近所のウェスタン・テーマパーク”ジュピターズ・クレーム”に、もう10頭の馬を売ってしまった。
兄妹が帰宅すると、牧場では白馬の”ゴースト”がいなくなって怪しい光や停電が起き、雲間に『何か』を見る。OJと妹のエムは超常現象の撮影で金儲けを目論み、”フライズ・エレクトロニックス”のエンジェルも協力してカメラを設置する。
牧場の隣で営業するテーマパーク、”ジュピターズ・クレーム”のオーナーのジュープは、チンパンジーの”ゴーディ”が主役のホームドラマ『ゴーディズ・ホーム』で人気を博した元子役俳優だった。彼も超常現象をパークのショーに利用しようとしていた。。
「NOPE/ノープ」の感想(シーンネタバレ)
始まりはドラマのシーンらしい音声。ゴーディの誕生日でどうとか。
”私はあなたに汚物をかけ
あなたを辱め
あなたを見世物にする”
と『ナホム書』というものの一節。そのあと
うろうろしていたチンパンジーがこちらを見る。ぞわっ
人間は倒れ、靴がなぜか立ってる。不気味。
(とまあこの冒頭がゴーディというチンパンジーが引き起こした惨劇の様子だった)
そして、ヘイウッド家の牧場”ヘイウッド・ハリウッド牧場”の場面。
ロサンゼルスの近郊、といってもかなり都市から距離があるらしい渓谷。
遠く見渡しても山々とその谷間しかない荒野。そこに建つぎょっとするほど立派な母屋。
とんでもなく広い空間に、くらくらする。
お父さんが亡くなってしまうシーンは、何が起きているのかよく分からず、全てがとてもシュールでディヴィッド・リンチの映像を見てるみたいだ。
そこでクレジットが流れ、画面は「動く馬」のフイルム。
🐴
お父さんが亡くなって半年後、OJは仕事を引き継ぐわけですが・・・
撮影所の人々の前に立たされた彼は下ばかり見てちゃんと伝える事ができない。
「ゲット・アウト」の時は、差別される立場の恐怖を味あわされた。
今回は、未調教な『見世物』を眺める側におかれてしまう。
騒がしい撮影所に連れて行かれ、馬のラッキーは暴れてしまうのですが、
ラッキーの横に棒立ちするOJもまるで人馬一体で。
調教がなっていなくて何もできないような、彼も『見世物』と化しているように立っている。
そんな彼をじろじろ見ている。
とても、居心地の悪い気分にさせられてしまう。
(彼の『人馬一体』が、後半はかっこよくなるのだけど)
妹のエムは兄貴と違って社交的なのだが、よく喋ってもいまいち何を言っているのか伝わりにくい。
自宅では大音量で音楽をかけ、広大な谷間に響かせる。
なにやってるんだろう、この二人。
”ジュピターズ・クレーム”のジュープも、何言ってるのかよくわからなくて、彼のシーンもやっぱりディヴィット・リンチの映像みたい。
(ジュープ役「ミナリ」のお父さんだ!!)
➡ 「ミナリ」感想/アメリカに移住し、農業で成功する事を夢みる韓国系家族の物語
とにかく全てのシーンが、全ての登場人物が、
なんだかよくわからなくて不気味だ。
ジュープは子役時代、人間を惨殺したチンパンジー・ゴーディに唯一殺されずグータッチされた。
から、
自分はチンパンジーを手なずける事ができた。
し、
超常現象の『何か』も調教できる。
と、
自信を持っているらしい。
けれど、
私には、たんにチンパンジーはジュープを仲間と思ったから殺さなかった、
アジア系のジュープとチンパンジーで猿みたいという、欧米人の視点を見せられているみたいで気持ちが悪くなる。
ジュープは自信があったのかもしれないけれど、トラウマもひどく、『何か』を調教することで過去を超えようとしているようにも見えた。
OJは鈍そうな馬、アジア系はサル。
そんな気持ちになる。
ピール監督しか描けない、恐怖の立場。
無自覚で生きられる世界に、突然開けられる穴。
という映画を観たところで、
いよいよ!
奇想天外後半スペクタル(=見世物)が始まります!
OJは人馬一体となり、みなで『何か』と戦うのだ。
そしてやっぱり明るい気持ちになりました。
調教や支配している立場
調教され支配される立場
監督さんはしっかりと、こちらをその立場にさせるけれど、
そのあと
調教されない、支配されないために戦いきる主人公を描くから、
観終わって明るい気持ちになる、
元気が出るのだろうなあと思います。
映画、黒人の歴史へのオマージュ
オープニング・クレジットで流れた”最初の映像”といわれる2秒間の「動く馬」。
エムは、その映像の騎手が彼らの祖先であり、ハリウッド唯一の黒人が経営する農場となったとしっかり説明します。でもここはフィクションだそうです。
騎手は黒人も多かったはず。黒人一家が農場を経営することもありえたはずだ。
監督は「ありえた物語」を作りました。
黒人俳優が主演した映画ポスターが貼ってあり、有名映画を思い起こすシーンもあります。
OJとエムの撮影を助けるもう一人、撮影監督のアントは手回しカメラを使います。
ここはこんな意味なのでは?これはあの映画のシーンからとったのでは??
と、いろいろ考えながら楽しめる作品です。
NOPE/ノープ 視聴方法 (2023年6月の情報)
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ジョーダン・ピール監督作


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