大人の恋愛映画おすすめ30選♯12ジョシュ・ハートネット主演「ホワイト・ライズ」

≪Aaron Burden≫

「ホワイト・ライズ」

Wicker Park
アメリカ(2004年)

一人のビジネスマンが2年ぶりにシカゴに帰ります。
成功した彼は昔の友人と会い、すぐに中国へ出張する予定でした。
しかしかつての恋人を見かけ、彼女の姿を追って冬のシカゴを彷徨うことに。

彼女は2年前、彼の前から突然すがたを消してしまったのです。

邦題「ホワイト・ライズ」は方便という意味。

つい犯した過ちが、登場人物を不幸へと導いてしまう物語。
その過ちが、とても切ない。
でも主人公の想いは最後に叶う、素敵なラブストーリーです。

ジョシュ・ハートネットが好きな方には必見の映画!
鞄の斜め掛けが若い~


誰かが好きな誰かは、別の誰かを愛している


ポスター画像≪eiga.com≫

携帯がつながりにくかった頃の、誰かの物語。

「ホワイト・ライズ」スタッフ&キャスト


監督/ポール・マクギガン
脚本/ブランドン・ボイス

出演/ジョシュ・ハートネット
  ダイアン・クルーガー
  ローズ・バーン

音楽/クリフ・マルティネス
撮影/ピーター・ソヴァ 

「ホワイト・ライズ」あらすじ


マシュー(ジョシュ・ハートネット)は元カメラマン。2年ぶりにシカゴに帰り、偶然街で旧友のルーク(マシュー・リラード)とばったり。

マシューは婚約者の兄の会社で働き、ビジネスマンとして成功しました。
レストランで中国企業と会食中、電話ブースから聞き覚えのある声が・・
それは2年前に彼の前から突然姿を消した、かつての恋人リサ(ダイアン・クルーガー)の声でした。
姿を確かめる間もなく、彼女は店から走りさります。

追いかけようとしますが婚約者の前だったため諦めます。
しかし電話ブースに彼女が忘れて行ったホテルの鍵を見つけます。

彼は中国出張を控えているのですが、シカゴの街でリサの姿を追い求め彷徨います。
ホテルでリサは見つからず、彼女のアパートに辿り着きました。
「ウィッカーパークで会おう」と手紙を残しましたが、翌日、公園にリサは現れません。


再び彼女のアパートに行くと、そこには同じくリサと名乗る女性がいて、2年前にリサが履いていた同じ靴を彼女も履いていました。

彼女は、ホテルに泊まっていたのは自分、ストーカーに付きまとわれているので泊まって欲しい、とマシューに頼みます。


現れたと思ったら消えてしまうリサの姿を追いながら、マシューは混乱し始めます。
しかし少しずつ、彼女はいったいどこにいるのか、真実に近づいていきます。。。

「ホワイト・ライズ」感想


公園の枝も凍り付き、ダイヤモンドダストが舞う厳冬のシカゴで、
彼女の姿を追い求めるジョシュ・ハートネットが素敵すぎるラブストーリー・・・
というより、大変な恋路です。

誰もが携帯を持つ前の、すれ違いの物語。


ちょっと奇妙な感じがし始める、ミステリータッチ。
徐々に真実が見えてきますが、
分かってしまうと、とても切なくなります。

リサと名乗った女性はアレックス。
彼女は2年前、ダンスの仕事が決まり急に出国する事になったリサから手紙を託されますが、マシューに渡しませんでした。
アレックスはマシュー宅の留守電も消したため、二人の関係が切れてしまったのです。


アレックスが最初に、マシューに恋をしていたから。
でも彼の姿を追うと、彼はリサを追っていた。
その時のアレックスの表情。
わかるぅ・・・
彼女の辛さが沁みてくるから、なんとも切なくて。

やっと本物のリサに会えた時のマシュー
その表情もたまりませんでした。
マシューはきっと2年前、地獄に落とされたくらい辛かったに違いないから、

アレックスを許す事はないでしょうけど。

アレックスと付き合っていたルークもひどい目に。
目の前で、彼女が好きなのは友人のほうだった事、だました事を聞かされ、ルークの事は利用していただけと言われてしまう。

リサも、その後の恋愛はうまくいってない感じ。

ひとを不幸にするような行いをやってはいけないのだ

許してあげてと言っても、
無理なことだけど

悲しくなります
アレックスの人生はきっと

誰かの愛を見せつけられる一生だと思うから

      ***

「ホワイト・ライズ」は仏伊映画「アパートメント」(1996年)のリメイク版

元作のラストはリメイク版より救いがない感じです。
でも、恋愛が引き起こす理不尽さが記憶に残る映画です。
ヴァンサン・カッセルと、イタリアの至宝と呼ばれるモニカ・ベルッチの共演が贅沢。(その後二人は結婚)

「ホワイト・ライズ」アレックスの役になる、「アパートメント」のアリス役は、「野生の夜に」「太陽と月に背いて」のロマーヌ・ボーランジェ。彼女のお父さんは、「ディーバ」に出ていたリシャール・ボーランジェです。

「ホワイト・ライズ」視聴方法


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      ***

とあるNPOの事務所でのこと
映画館から帰った女子高校生たちが、

”なんで使わなかったんだろ?
コンドーム使えば大丈夫なんだよね??
なんで彼女まで使うのをやめたの??”

と話してるもんだから、隣で会議をしていた大人たちがなにごとかと聞いて、
そりゃ私たちも観てこなきゃと、映画に行くことになった作品。

エイズの時代を駆け抜けた若者の映画。
監督であり主演のシリル・コラールは1993年にHIV感染が原因で亡くなりました。
必死の病ではなくなったけれど最近は増加していると聞くので、忘れてほしくない作品です。
(これもなかなか視聴困難作品なのですが・・・)

      

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